「日本一の星空が見たい!」と思ったら、長野県は外せません。
標高が高く空気が澄んでいる長野県には、全国から天体観測ファンが集まる人気の星空スポットが数多くあります。
この記事では、なぜ長野県が星空観測に人気なのか、そしておすすめの星空スポット5選を中心に紹介します。
宿泊施設やキャンプ地、観測に適した季節・服装のポイントも解説しますので、ぜひ星空旅行の参考にしてください。
なぜ長野県は星空観測に人気なのか
長野県が星空観測に人気な理由は、主に以下の3つです。
- 標高が高く空気が澄んでいる
長野県は日本の中でも山岳地帯が多く、標高1,000m以上の地域が豊富。
高地では空気中の水蒸気やチリが少なく、星の光をはっきり見ることができます。 - 光害(ひかりがい)が少ない
都市部から離れた地域が多く、夜空が暗いことも特徴。
そのため、肉眼でも天の川や流星群をはっきり観測できます。 - 気候が安定しており晴天率が高い
内陸性気候のため、年間を通して晴れの日が多く、観測のチャンスが多いのも魅力です。
標高が高く星がよく見えるスポット5選
ここでは、長野県の中でも特に人気の高い星空スポットを厳選して紹介します。
① 阿智村(あちむら)|日本一の星空を誇る「星空保護区」
長野県南部に位置する阿智村は、環境省が認定した**「日本一星空がきれいな村」**。
光害が極めて少なく、天の川が肉眼で見えるほど。
「天空の楽園ナイトツアー」では、ゴンドラで標高1,400mの山頂へ上り、満天の星を体験できます。
アクセス:中央自動車道「園原IC」から約10分
おすすめ宿泊地:ヘブンスそのはら、昼神温泉郷
② 野辺山高原(のべやまこうげん)|標高1,350mの天文ファン聖地
清里と隣接する野辺山高原は、標高1,350mの高原地帯。
国立天文台野辺山宇宙電波観測所があるほど、天体観測に最適な環境です。
夜には満天の星と電波望遠鏡のシルエットが幻想的な写真スポットにもなります。
アクセス:JR小海線「野辺山駅」から徒歩圏
おすすめ宿泊地:ペンションスターパーティ、野辺山キャンプ場
③ 美ヶ原高原(うつくしがはらこうげん)|雲上の星空と朝焼けを満喫
松本市北東部にある美ヶ原高原は、標高約2,000m。
日中は絶景の山々を一望でき、夜は満天の星空が広がります。
星空観賞とセットで美ヶ原高原美術館や王ヶ頭ホテルも人気です。
アクセス:松本ICから車で約70分
おすすめ宿泊地:王ヶ頭ホテル、美ヶ原高原ホテル山本小屋
④ 八ヶ岳高原(やつがたけこうげん)|四季折々の星空が魅力
標高1,000〜1,500mに広がる八ヶ岳高原は、長野と山梨の県境に位置。
星空撮影スポットとしても人気で、特に冬季の空気の澄んだ時期は最高の観測条件が揃います。
また、周辺には温泉やカフェも多く、観光と星空観察を両立できます。
アクセス:中央自動車道「小淵沢IC」から約30分
おすすめ宿泊地:八ヶ岳グレイスホテル、清里ペンション村
⑤ 乗鞍高原(のりくらこうげん)|静かな夜空と流星群観測に最適
北アルプスの麓に位置する乗鞍高原は、標高約1,500m。
光害が少なく、ペルセウス座流星群やしし座流星群などを観測するのに最適です。
温泉地としても有名で、星空を見た後に温泉で癒やされるのも魅力。
アクセス:松本ICから車で約90分
おすすめ宿泊地:乗鞍温泉エリアの旅館・ペンション
アクセスしやすい宿泊施設・キャンプ地
星空観測には、街明かりの少ない宿泊地を選ぶのがポイント。
次のような施設はアクセスも良く、快適に星空を楽しめます。
- 昼神温泉郷(阿智村):温泉+ナイトツアー
- 野辺山キャンプ場:ファミリーやソロキャンパーに人気
- 美ヶ原高原ホテル山本小屋:標高2,000mで雲上の星空
- 八ヶ岳グレイスホテル:宿泊者向け天体観測会あり
- 乗鞍BASEキャンプ場:流星群観測スポットとして有名
観測に適した季節と服装のポイント
長野県で星空を観測するなら、以下の季節がベストです。
- 春〜秋(4月〜10月):観測イベントやナイトツアーが多い
- 冬(11月〜2月):空気が澄み、星が最もきれいに見える
ただし、標高の高い場所では夏でも夜は10℃前後になることがあります。
防寒着(ダウンジャケット・フリース・手袋など)は必須です。
長野県は日本屈指の星空県!
長野県は標高が高く、空気が澄んでいるため、どの地域でも星空観測に最適です。
特に阿智村・野辺山高原・美ヶ原高原などは、日本でも屈指の星空スポット。
旅の目的地としても、写真撮影やキャンプとしても最高のロケーションです。
次の週末は、ぜひ長野の澄んだ夜空の下で満天の星を見上げてみませんか?
