東北には、空気が澄んでいて光害の少ない地域が多く、星空観測にぴったりな温泉地が点在しています。
温泉で体を温めながら、夜空いっぱいに広がる星々を眺める体験は格別。
今回は、「星空がきれいに見える東北の温泉宿」をテーマに、特に人気の宿をランキング形式でご紹介します。
旅行や記念日、冬の癒し旅の計画にもぜひ役立ててください。
東北で星空がきれいに見える条件
東北は日本の中でも星空観測に適したエリアとして知られています。その理由は次の3つです。
1. 空気が澄んでいて光害が少ない
東北地方は都市部から少し離れるだけで人工の明かりが少なく、自然環境が保たれています。特に山間部や高原地帯では、街灯の光が届かず、天の川や流星群もくっきりと見えます。
2. 標高が高い温泉地が多い
蔵王や八幡平、乳頭温泉郷など、標高が高い場所にある温泉地では、雲海の上から星を見るような幻想的な夜空が楽しめます。
3. 冬季は空気が乾燥して星がクリアに
寒い季節は空気中の水分が少なく、星がよりシャープに輝いて見えます。雪見風呂と星空を同時に楽しめるのも、東北ならではの魅力です。
星空を見ながら入れる温泉宿TOP5
第1位:蔵王温泉 蔵王国際ホテル(山形県)
蔵王の山々に囲まれた露天風呂からは、晴れた夜に満天の星空と樹氷のシルエットが楽しめます。
夜はライトダウンされ、星を見ながら静かに湯に浸かれる贅沢な時間を過ごせます。
➡おすすめ時期:冬~春(空気が澄んでいる季節)
第2位:乳頭温泉郷 鶴の湯温泉(秋田県)
秘湯好きに人気の鶴の湯は、自然に囲まれた静寂の中で星が見える名湯。
夜は外灯がほとんどなく、露天風呂から天の川が肉眼で見えることも。
➡おすすめ時期:夏~秋(虫の声とともに星見風呂)
第3位:八幡平温泉郷 松川温泉 松川荘(岩手県)
標高約800mの高地にある温泉宿で、光害ゼロに近い星空が魅力。
星空観察デッキもあり、星空撮影スポットとしても人気です。
➡おすすめ時期:春~秋(快晴率が高く観測に最適)
第4位:銀山温泉 古勢起屋別館(山形県)
レトロな温泉街の明かりが消えた深夜、川沿いに出ると幻想的な星空が見られます。
日中はノスタルジックな街歩き、夜は静かに星空観賞と二度楽しめる宿。
➡おすすめ時期:通年(天気が良い日はいつでも◎)
第5位:磐梯熱海温泉 ふじや旅館(福島県)
郊外に位置し、夜は人工の光が少ないため南の星座がよく見えます。
屋上の貸切露天風呂から眺める星空は、まるでプラネタリウムのよう。
➡おすすめ時期:秋~冬(乾燥した澄んだ空気)
おすすめの観測シーズンと天気チェック方法
観測にベストな季節
- 冬(12月〜2月):空気が乾燥して透明度が高く、星がクリアに見える
- 夏(7月〜8月):天の川やペルセウス座流星群など、見応えある星空イベントが多い
天気の確認ポイント
星空観測を楽しむには、事前の天気チェックが欠かせません。
おすすめは以下の3つ:
- 気象庁の雲量予報
- 星空指数(tenki.jp)
- **アプリ「Star Walk」や「Sky Guide」**で星座の位置を確認
月明かりの少ない「新月前後」を狙うと、より多くの星が見えます。
まとめ|東北の星空温泉で心も体も癒されよう
東北の温泉地は、静けさ・自然・星空が三拍子そろった癒しの場所です。
露天風呂から眺める星空は、日常の疲れを忘れさせてくれる特別な体験。
次の旅では、ぜひ星空の下で湯煙に包まれるひとときを楽しんでみてください。
