「星をきれいに撮りたいけど、うまく写らない…」
そんな初心者がつまずく原因の多くは、カメラ設定にあります。
星空撮影では、スマホやオートモード任せでは星が見えないことも。
この記事では、初心者でも確実に星が写る3つの基本設定を紹介します。
目次
シャッタースピードは「10〜20秒」に設定
星の光はとても弱いため、長時間露光が必要です。
シャッタースピードを10〜20秒に設定することで、星の光をしっかり取り込めます。
ただし、長すぎると地球の自転で星が線状(軌跡)になります。
広角レンズなら15秒前後を目安にすると◎。
目安:
- 広角レンズ(24mm以下)→ 約15秒
- 標準レンズ(35mm)→ 約10秒
- 超広角(14mm)→ 約20秒までOK
ISO感度は「1600〜3200」で明るさを確保
星空を撮るにはISO感度を上げることが大切です。
ISO1600〜3200くらいが、ノイズと明るさのバランスがよい設定です。
明るすぎる場所(街明かりがある場所)ではISOを低めに、
真っ暗な山や海辺ではISO3200程度まで上げてみましょう。
絞りは「F2.8以下」で星を明るく撮る
星は点光源なので、レンズの**絞り値(F値)**はなるべく小さくします。
F2.8またはF1.8など、**開放(できるだけ明るく)**に設定しましょう。
F値が小さいほど光が多く入り、星がくっきり写ります。
ただし、レンズの周辺がぼける場合もあるため、F2.8〜F3.5に調整するのもおすすめです。
この3つを守れば、星が“写る”写真が撮れる!
| 設定項目 | 推奨値 | ポイント |
|---|---|---|
| シャッタースピード | 10〜20秒 | 星の光を十分に取り込む |
| ISO感度 | 1600〜3200 | 明るさとノイズのバランス |
| 絞り値(F値) | F2.8以下 | 星を明るく撮る |
星空撮影は難しそうに見えますが、設定のコツさえつかめば初心者でも感動的な写真が撮れます。
次の晴れた夜、三脚を持って夜空を見上げてみましょう。
